足りないモノ。

高橋イズム

全日本で一番感じた事は「才能」。ここに尽きる。素晴らしい才能を持った選手でなければ決勝のリングには立つ事は難しいと思った。
僕らはこの全日本から刺激を受けて多くを学んだが、彼らはこんな経験を僕らの何十倍も積んできているはずだ。
だからこそ、この一度の経験から多くの事を学ばなければいけない。常連選手のアップから話している内容、リングに上がるまでの行動、試合内容、優勝インタビュー、応援している姿、コーチや監督の人柄や指導法やミット、などを見逃すまいとアンテナを立て続けた。
正直、「技術」「戦術」「心」「考え方」で負けているとは思わなかった。逆に付け入る隙があると感じた。やはり一番の課題は選手らの「才能」と「キャリア」なのだと思った。
僕は以前から「俺に天才はいらない」と言っているが、それは初めから「能力、才能」が高ければ、傲慢な部分が多く、素直さが足りない者が多いように思うからだ。(以前の僕がそうであったように・・)そんな選手を指導してチャンピオンを育てたところで「魂」は心底喜ばないし、「世の為、人の為に」もならない思う。
共に失敗や負けという苦い思いや苦労を分かち合い、向上し合える者が僕には必要なのだと感じている。
ずば抜けた才能を持たぬ住直が全日本の決勝のリングに立つ事が容易ではない事は充分に分かっている。
それでも諦めはしない。今日から年末に東京で行われる全日本社会人選手権大会に向けて練習を再開した。
今回の開催地が東京という事もあって地元、自衛隊体育学校の選手ら(全日本5階級制覇)が出場してくる可能性もあると会場で耳にした。これはまたも大きな向上のチャンスだ。
今日は体慣らし、明日から住直に足らなかった部分の強化練習を行う予定。今から年末まで気が抜けない。日々「努力が才能を凌駕する瞬間」をイメージしていく。        マサ

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