CHANGE。


「マニー・パッキャオVSミゲール・コット」のスーパーファイトをかみやんがDVDに落として送ってきてくれた。
このパッキャオに関しては今までも何度か書いてきたが、本当に凄い選手だと思う。神がかり的ボクサーだ。コチラ
WOWWOWの解説者のジョー小泉さんが「パッキャオは昔はビリヤードして酒ばっかり飲んでたのに、こんな偉大な選手になるとは思いませんでしたね」と言っていた。
インタビューの中でパッキャオは「感謝」「人の為に」という言葉を多く使う。相手選手のチームに対して「尊敬」という言葉で敬意を払う。「勝つ」とは言わず、「全力を尽くす」と言う。
そしてパッキャオはトレーナーのフレディ・ローチを「以前はコーチと呼んでいたが、今はマスター(師匠)と呼んでいる」と話した。

たぶん、パッキャオを偉大な選手に変えたのは、このローチではないかと思う。彼のインタビューも聞いた。相手チームに敬意を払った短い挨拶だったが、言葉や表情から素晴らしい人格が現れていたように感じた。
ところが、このローチは選手時代に多くのパンチを受け続けてきた影響でパーキンソン病を発病し、現在も懸命にリハビリに励んでいるという。
そんな体で多くのチャンピオンを指導し、現在では世界で一番人気のあるトレーナーの一人となったらしい。
最近はボクシングの試合の観方が変わった。選手や会長やトレーナーの言葉やチームワークに注目して観るようになった。昔は技術やトレーニング法ばかりを懸命に見ていた。
パッキャオは大きく変わった。僕ももっともっと変わらなければと思わされる。
僕が変わればジムも、選手も、会員も、そして世の中も変えられるかもしれない。
     フレディ・ローチ!いつか会ってみたい。   マサ