次への挑戦。

今日はスパーリング大会に出場された「スラッガー吉野家」さんが、下関ジムで最後の練習を終えた。
水道局で働く吉野さんは人生最大とも言えるような一大プロジェクトに参加する事になり、本日30日を以てジムを退会された。
スパーリング大会に向けての「高橋イズム」を読んで、スパーリングなんだから相手と戦う事が普通だと思っていたけれど、そうではないのだと知ったと言ってくれる。
また、「大会後に思うようにできなかった自分自身へ悔しさがあり、次の大会に燃えていた数日後に今回の一大プロジェクトへの参加が決まった事は次に与えられた挑戦なんだと思う」と話してくれた。
出場者の中には「スパーリング大会っていつまで挑戦すればいいの?」って思う人もいるのだろう。
人それぞれ、持って生まれた課題は違うし、時期や縁もある。皆が皆、選手がボクシングでチャンピオンを目指すのと同じようにボクシングをする必要はない。
仕事も家庭も、恋愛も友人関係の中にも大切な学びがある。
門司フィットネスボクシングジムに縁があり、何かに「挑戦」したいという心境であったならば、いつでも「挑戦」してみればいいと思う。そして人は「挑戦」(向上)する事に生きがいを強く感じるのだと思う。
けっして強制はしないし、スパーリング大会に出ない事が逃げでもない。要は今の自分に何が必要なのか?何を変えたいのか?何を得たいのか?って事だと思う。その為に「門司フィットネスボクシングジムのスパーリング大会」への出場が必要と思うのなら利用してくれればいいと思う。
幾度かの「挑戦」で何かを得られれば、次の「挑戦」に進めばいい。それがボクシングでなくてもいいし、スパーリング大会じゃなくてもジムでまだ打てないパンチや動きを会得する事だって挑戦だ。
ボクシングは他のスポーツでは簡単に味わえないであろう恐怖心の克服や感情を抑える自制心という心のコントロールが非常に必要なスポーツだ。
だからボクシングは面白いし、大きな意味もあるのだと思う。
また、今日のジムが終わる頃には今大会でMVPを受賞した「コッヒー小平」も挨拶に来てくれた。夜学で生徒会長を努めた彼もこの春には大分の大学に進学し、自分の目指す道に向かって進むと言う。
少しお話しした後に、吉野さん、小平と握手を交わし、「頑張ってください!」「頑張れよ!」と最後の応援。
ボクシングやスパーリング大会などの経験から学んだ事を生かして、また次の課題に向けて「挑戦」してくれる事を願う。
門司フィットネスボクシングジムで多くを学んだ会員を次のステージ(挑戦)に送り出す事も大切な仕事の一つなんだと嬉しく感じた一日だった。          マサ