「高橋ボクシング」導線。

僕が常々、選手らに言う「ボクシングを組み立ろ!」という言葉には幾つかの意味がある。
「先に動く事」「リズム」「布石を打つ事」など、これらを別の言葉で言うなら得意のパンチを決める為の「導線作り」とも言える。
「導線」の作り方に関しては企業秘密でここには書けないが、いくら「導線」を作っても肝心の「決めパンチ」がなくては「導線」だけのボクシングになってしまう。
まずは「決めパンチ」を持つ事。右ストレート、左フック、ボディー、アッパー、カウンター、とそれぞれに得意なパンチがあるだろう。それがない者には、基礎を徹底指導し、確かな「決めパンチ」を持たせておく必要がある。
すべてがこのやり方ではないが、多くのボクサーに活用できる戦術ではないかと思う。
中には「スタミナ」という資質を持つ者もいるだろう。その場合には、その資質を生かしたボクシングも考えていくつもりだ。(ファイティング原田のような・・)その場合であっても、チャンスを作るという面で、この「導線」の作り方はきっと役に立つはず。
感覚や感性だけの出たとこ勝負ではボクサーとして「安定感」が足りない。日頃から常に考え、研究した「導線作り」が、確かな勝利、確かな向上に繋がっていくのだと思う。       
行き当たりばったりの人生、流されるだけの人生ではなく、自分の人生は自分で創っていく事が大切である事をボクシングから学ぶ。           マサ
PS 今日は下関ジムの「ジュジュジュの潤一」が実家の広島に帰る為にジムを退会した。門司フィットネスの中で物事を見る目が変わったと言う。感動を呼ぶ男「ジュジュジュの潤一」が正しき自分の道を見つけられる事を願っている。迷ったらまたジムに顔出せや~