披露宴inサンマルコ。10


イベントの最後は僕が歌う『糸』。「この歌は今まで僕を愛し、育ててくれた母への感謝を込めて、そして今まで支えてくれた皆様との出会いに感謝を込めて歌います」と挨拶。一番近い位置に母ちゃんと嫁さんが座っている。

この日に向けて、何度も何度も練習やリハーサルを重ねてきた。こんなに力を入れてリハーサルを行ったのはサンマルコ始まって以来だとも言われた。僕らの熱意がきっとサンマルコの方々にも伝わったのだと思っている。

映像は中川編集長と何度も練り上げ、一番は母への感謝。二番は今まで出会ってきたすべての人達への感謝。大サビにもう一度、母と嫁を。という構成が決まるまでかなりの時間が掛かった。
僕の細かい要望に、常に応え続けてくれた中川編集長。
そして、元々ある中島みゆきの『糸』は僕にはキーが高く、キー直しをし、打ち込みの音質を上げる為に、ピアノなどの生演奏を録音し、最高の音を作ってくれた「日常ロック直江」さん。
僕は常に車の移動中は直江さんが作ってくれたカラオケバージョン『糸』を聞きながら練習。細かい言い回しやニュアンス、声の出し方、詞の暗記など、数週間毎日やった。

ジムが終わって直江さん、お兄さんらと二次会用バンドを兼ねたスタジオ練習も行ってきた。

来て頂く皆様の為に、最高最善の演奏を目指して、二次会のバンド用にオファーしたドラムのBONOくんに無理を言って来てもらい、前日のリハでは生演奏も試してみた。
しかし、会場の広さや音響から、どうしても音にズレが生じる事が分かり、今回は予定していたとおりに打ち込み音+直江さんのギターという事に落ち着いた。

そんな努力を重ねてきた『糸』の披露。

思いを込めて、感謝を込めて、ここまでやってきた努力を思い出して・・・

母ちゃんも嫁さんも映像を楽しみながら聞いてくれている。

魂込めて全力で歌い切った。直江さん、中川編集長、ほんとうにありがとうございました。
        この後、嫁の手紙、花束贈呈、最後の挨拶へとつづく。