結婚式二次会inブリックホール。10

皆さんのお見送りが終わり、安堵した瞬間、今まで僕を支えてきたモノが無くなり、一気に疲労と痛みが襲い掛かってきた。

動けない・・ この後、30分ほど動けず、痛みと寒気が止まらない。
すべてが終わり、住直が僕の元に・・
動けないまま二人に言った。
「俺はこの結婚式に向けて「人の為に」「今できる事」を全力でやってきた。今日は朝から具合が悪かったけど、皆を楽しませる為にも俺も全力で楽しんだ。住吉が全日本で一回戦負けした敗因は「楽しむ」事を忘れたけや。よく覚えとけ!これが俺の生き様や!」 この言葉を住直に言う為にも頑張っていた部分もある。
その後、気功でなんとか動けるようになり、嫁さんの運転でステーションホテルに向かう。
受付やエレベーターが降りてくるのさえ待っていられない状態・・(汗)
部屋に入り、服のままベッドに飛び込む。寒い・・ 靴や服を脱がせてもらい布団に包まる。

それから、しばらくして猛烈に熱くなる。体温は人生初体験の39度4分。氷水でタオルを冷やし、徹夜で僕の体を冷やし続け、看病してくれた嫁。いつもはケンカの絶えない仲だけど、こんなときは本当に頼りになる奴だな~と強く感謝の思いが沸いた。
友人らとの三次会をキャンセルして、僕の看病をするハメになってしまった嫁さんだが、これもある意味、二人にとって、夫婦としての「ちょうどいい」出来事だったのだと思う。
大変な結婚式の準備から最高の結婚式。そして楽しかった二次会。最後はこの結末・・(笑)
      だけど、これらの経験から僕ら夫婦の絆が深まった事は間違いない。 
僕は36歳。嫁さんはその3つ上。結婚式のエンディングムービーと二次会のDVDを観ながら、うちの母ちゃんが言った。「あんた、今、結婚でちょうどよかったんやない?」と。
もし僕が20代そこそこなら、こんな結婚式も二次会もできなかっただろう。36年間の様々な経験が僕に多くの力を与えてくれていた。ボクシング。指導力。企画力。度胸。表現力。歌、踊り。(笑)
そして36年間で出来た、かけがえのない仲間達。
もっと、おっさんになってからやと風格あり過ぎて新鮮さがなくなるやろうし・・ミット打ちもできんやろうし・・(笑)
二次会の見送りのとき、小学校からの友人が僕に言った。「お前の10年間は濃いいな」って。嬉しかった。
僕にとっての結婚式は36年間(半生)の集大成であったようにも感じた。そして、この36年間、何一つ無意味な事はなかったのだと改めて思った。
大きな大きな試練を乗り越え、数日間は安堵のときと結婚式の余韻に浸っていたが・・ もうそんな訳にもいかない!新居探しも、今年の年賀状の準備もまだこれからだ!(汗) 来年こそは住直の山口国体&全日本での優勝を交えたW入賞を目指す!あ~まだまだ課題は山積み~     完