若貴旅立ちのとき。

今年の10月頃に「山本兄弟をください」と福岡市にある有名私立高校ボクシング部の監督から電話があった。いろんな意味で僕は反対だったが、「僕が決める事ではない」と思い、その電話の主旨を若貴の親に伝えた。
二人が進路を考える間に家庭内には大きな変化が表れていた。そんな流れの中、二人は特待を選んだ。
その間、僕にも激しい葛藤があった。
感情が収まり、「若貴の為に」と冷静に判断ができるようになるまでに少し時間が掛かったが、若貴が門司フィットネスから離れ、親から離れる事が「人として」、今の若貴にとってのベストであるように思えた。
最後に、二人にたくさん話しをし、「結果主義に染まらずに、いっぱい学んでこい!頑張れ!」と握手をし、約4年間在籍した門司フィットネスから若貴は去っていった。
この一件からも僕は多くを学んだ。そこには、やはり「人の為に」「自分次第」「動機」というポイントが解決の道を示していた。
その事を「全日本」や「結婚式」もあり、まだこのブログで皆に知らせていなかった。あまり気持ちのいい話でもないので、「時間も経ったし、もう書かなくてもいいか」と思っていた・・
だけど、それを促すかのように年末の今日、ある電話が入った。その有名高校ボクシング部がうちの他にも北九州のジムのいい選手を引き抜いているという話しだった。
よほどの事がない限り、今からもこの行為(特待の誘い)は続いていく事になるだろう。
そんな行為を「因果の法則」「正負の法則」を信じる僕に「今できる事」は、「願い」「見守る事」なのだと思う。 マサ
PS 今まで若貴を応援してくれた皆さん、ありがとうございました。これからも若貴の「人として」の向上を温かく見守ってあげてください。