「東日本大震災」いい話。

ここにネットやテレビで観た「人の為に」という強い思いが沸くような「いい話」を書いてみる。
・募金箱の前にて幼稚園位の男の子と母親の会話。母「貯めてたのに本当にいいの?」子「3DS我慢する。これで地震の人の家建てる。」と言いお年玉袋から5000円を寄付。母「偉いね。地震の人、これで寒くなくなるね。」男の子思わず号泣。後ろにいた私、大号泣。
・国連からのコメント「日本は今まで世界中に援助をしてきた援助大国だ。今回は国連が全力で日本を援助する。」 に感動した。良い事をしたら戻ってくるのです。これがいい例なのです。
・NHKの男性アナウンサーが被災状況や現況を淡々と読み上げる中、「ストレスで母乳が出なくなった母親が夜通しスパーの開店待ちの列に並んでミルクが手に入った」と紹介後、絶句、沈黙が流れ、放送事故のようになった。すぐに立ち直ったけど泣いているのがわかった。目頭が熱くなった。
この他にも「いい話」が幾つもあった。懸命に救助にあたる自衛隊員の「ここで頑張らないで、いつ頑張るんだ!」といった熱い話や原発で命懸けで働く人の涙ぐましい話などもあった。
サッカー界ではチャリティー試合の「全日本」VS「Jリーグ選抜」を大阪で行うらしい。「これがきっかけとなり義援金や助け合いといったモノに繋がればいい」と言われていた。
自粛して試合をしないというような消極的な動きではなく、被災地の「人の為に」積極的な「今できる事」。それがスポーツ界のあるべき正しい姿なのだと僕は思う。
20日のスパーリング大会でも、同じように、まだ「震災」への関心が薄い人達への何かしらのきっかけを与えられる大会となる事を願っている。
ジム内でも、赤十字社に募金して来たという人や、献血に行って来た、救援物資を送ったという人、ジムの募金箱にお小遣から3000円を入れてくれた高校生など、安心できる話もある。
それでも、若い子の中には、どうしても自分の事しか考えられない「自分本位」な子もいるだろう。だけど、まだその子達は経験の少なさから「人の為に」という思いや行動の大切さや「他人の幸せが自分自身の幸せと繋がっている」という「因果」に気づいていないだけなんだと思う。
僕は36年間の人生やボクシングの中からそれらを学んできた。
僕も若い頃には気づけなかった事をジムの若い子らにいつも話している。買い物や食事で入った店の若い店員らにも話す。
もっと僕に力があったら・・と悔しい思いもあるけど、「人の為に」、僕は僕の「今できる事」をやっていく他に道はない。       マサ