若貴、決勝戦。


貴。

1年生にして優勝。

若も

優勝。
門司フィットネスを離れ、多くの気づきや学びをしている様子の若貴。人には向上する為にベストな環境や試練が与えられているように思う。
苦しい事も辛い事も悲しい事も、それらは自身の何かを改善し、乗り越えていく事を促している。
日々起きる出来事に偶然はないのだと思う。それらの課題や試練から逃げず、誤魔化さず、日々改善や努力の積み重ねこそが、輝く未来を築いていくのだと思う。
山口さんや川谷さんの若貴を無条件に応援する姿が、僕にも何かを教えてくれたような気がする。
「今日の試合どうでした?会長に僕らの成長を見て欲しかった」と若が言った。
ボクシング的に、どこか落ち着いた部分、大人になった部分が感じられたと話した。
それでも課題は残る。その課題を一つずつ改善し、更なる進化を目指す事は、「人として」日々起こる課題や苦難を乗り越えて向上していく事と同じだ。
門司フィットネスで毎日学ぶ住直。学校とジムで学ぶ啓助とつかさ。ジムを離れ、他の学校で学ぶ若貴。ジムとバイト先で学ぶ裕一朗。青年海外協力隊で働く白石。その他にも、反発し、ジムを去った者も、試練を乗り越えられずに去ってしまった者も、これまで指導してきた多くの選手達がいる。
「人として」持った課題は皆違う。だからこそ彼らの人間的成長に最適な、皆違った環境や状況、出会いが与えられているのだと思う。
いつも指導ができる者もいれば、たまに会って話すぐらいの者もいる。ブログで伝えようとする者も、ただ見守る事しかできない者もいる。
それでも、彼らはみんな、僕のかわいい教え子に違いない事を強く感じた県大会でもあった。  
近くにいても、遠くにいても、彼らの「人間的成長」を願い、応援していきたいと思った。    マサ