直人、試合内容。


一度は戦った事のある選手だけに作戦は立てやすかったが、身体能力の高い相手選手に1ラウンド序盤はペースを握られてしまう。それも想定内だったので慌てずに応戦していく。
今までやってきた練習を考えれば安心して見ていられた。

2ラウンドには練習どおりの動きからダウンを奪い、カウントも聞かせた。

3ラウンドに入るインターバル中に相手側の棄権によって試合が終わった。本人が感じた直人の課題は残るが、今までやってきた練習や直人の人間的成長が確実に表れた試合内容だったと思う。

全日本への切符と己の課題(柔軟性)の二つを手に入れ価値ある試合になったと思う。この後、更に直人の成長を感じさせる、ある話が持ち上がる。      つづく。