貴、準々決勝試合内容。

1年生で九州を制し、インターハイでは今日の対戦相手(3年生のインターハイチャンピオン)に破れベスト8の貴。
そんな強敵との、初戦からの対戦に「何かの導きですね」と言っていた貴。

1ラウンド。スピードある動きやジャブでリズムを作ろうとするが、中盤に強烈な左フックを浴びてダウンを奪われる。強気な貴はすぐに打ち合おうとするが、「動け~!」とダメージの回復を考えて声を飛ばす。

2ラウンド。いくらかダメージは回復し、雑誌でも取り上げられる程のハードパンチャーを相手に一歩も引かずに懸命に打ち合う貴。1年生ながら、たいした勇気と根性を持っている。
3ラウンド。懸命な打ち合いながらも3年生と1年生の体の差が色濃く感じられる。

貴、高校生になって二度目の敗北。

ハードパンチャーに対して当てているパンチがポイントになっていない傾向が顕著に現れている。
相手の選手も1年生のときには3年生のインターハイチャンプに勝てなかったと聞いた。敗北や失敗。そこで諦めずに続けていく事が更に強い精神力を養い、本当に強い選手に育つ為の避けては通れない試練なのだと思う。
それが貴が言った 「何かの導き」 って奴なんだと思う。
貴には強い負けん気と根性がある。だから大丈夫!目指せ日本一!    会長