成長。2

僕はボクシング、ジムでのイベント、そして個人的な事柄にもこだわりが強い。
元々に持った性格、性質もあるが、ジムを始めてから、自身の「人間的成長の為に」「人の為に」という思いが信念として生まれ、拍車が掛かった。
だからこそ常に最高最善を尽くす事が大切だと思っている。故に人にもそれを求めてきた。
が、実際にはその強い信念の中に隠れていた僕のもう一つの課題があったのだと思う。
               人を、認める。
選手や会員への指導法も、教えて教えて教えまくる指導から、各自の自主性を大切にする指導へ。そして互いの力が相乗効果を生むような指導を目指して変化させてきた。
いいモノは良いと認める事はできる。だけど、そのハードルがきっと僕は人より幾分高い。
子供には子供の、学生には学生の、各会員には会員の、選手には選手の能力や状況、都合があり、一人一人に違ったハードル(課題)がある。
ジムを開いて11年。そう考え、指導を変化させ、各自に合わせた指導をと心掛けてきた。
ある意味、それも 人を認める という事なのかもしれない。
ボクシングは人生の縮図だと僕は言う。ならば、なぜボクシングから学んだ事を他の事にも生かせていないのか。
ここに僕の未熟さがあったのだと思う。
自分とは違う考えや価値観を持つ人を認める事は難しい。それでも、その人の考えや価値観を知る事が大切なのだと結婚生活を通じて学んだ。
人を認めれば、「任せる」事もできるようになる。人を認めれば、強く感謝の思いを持てるようにもなる。
「謙虚ってどうゆう事やろう?」って以前から考え、友人や嫁さんとも話してきたが、答えは見つからなかった。
辞書には「自分を卑下する事。対義語に傲慢」とある。
今、僕にとっての一つの課題であろう「謙虚」という意味が分かった気がしている。
それは自分や人と比較せず、そのままの相手を認め、感謝する事なのだと思う。そして、認め、感謝するからこそ、自らを楽にし、相手をも楽にする事ができるように思う。
この思いに達したとき、ふっと肩の力が抜け、自身の壁(強い思い癖)を抜けたような気がした。
これまでに「会長は生き急いでいるように見える」と数人に言われたり、ブログで「会長、いい加減は良い加減ですよ」と言ってくれたコメントが頭の片隅に引っ掛かっていた。
今からの関門JAPANや自主興行は今までの僕のままじゃうまくいかない。と自身の未熟さや課題を知った。
多くのヒントや逆境が与えられ、僕の人間的成長をいつも促してくれている。
        苦労なくして成長なし。成長なくして成功なし。
          「逆境こそ成長の最大のチャンス!」 
  
でも、逆境ってほんとに辛い・・(T_T) それでも選手達や会員の為に、自分自身の為に、家族の為に、逃げず誤魔化さず日々成長を目指す!      マサ