フィーバー真木 西部地区新人王決勝。
計量を終え、博多駅ビルへ食事に。鴨せいろをすする。(^_^) きちんと計画的に減量ができるので、計量後にはたらふく食べる事ができるのが有亮の一つの強みだ。
その後、ホテル近くのロイヤルホストで恒例の糖質タイム。
「もっと食え」の僕に 「もう腹いっぱいで、食えません」のフィーバー真木。笑
1時間休憩してから、前日練習を近くの駐車場で。
勝つ為の「今できる事」。最善を尽くしておく事が門司フィットネス(アマチュア)時代からの決まり。
そして、午前11時に会場入り。今日もなかなかに暑い。(^^;)
プロテストを受ける龍馬と共にリングチェック。
セコンドの山口さん、バーニング石井らが到着~ みんな応援ありがとう。(^^)
そこら辺りを走っていたフィーバーが帰って来た。
「こんな熱いのにバテるぞ!」と注意。笑
相棒のジャンプ池尾も到着!
開場の12時30分からすぐに始まるプロテスト一発目がチョコボール龍馬の出番。
この数ヶ月積み上げてきた努力を発揮して欲しい。
龍馬のプロテストの相手はU-15で全国優勝の経験を持つ長身サウスポー。
「まさかのサウスポーか~ まあ、次は29日の宗像もあるけ安心せい」と冗談を言う。笑
初の公式リングに緊張気味の龍馬だったけど、高いレベルの相手に対し、ポテンシャルの高さを見せたいいスパーリングだった。
龍馬のテストが終わってフィーバーのテーピングに入る。
シャドー・・
ミットを終え、準備は整った。
その間にプロテストの合格発表があり、無事に龍馬、合格の判定を頂いた。(^^)
「テストを受けたい」と言ってきてから約3ヶ月。
やはり神様は関門JAPAN選手の対戦相手に甘い相手(課題)は与えてくれんわ~ と再確認した。(^^;)
一生懸命練習してきた甲斐があったな。龍馬おめでとう!
今日、カットマンとしてセコンドに加わるバーニングがワセリンを施す。
この影響で「バーニング石井引退説」が流れたらしいけど、事実無根です。笑
フィーバー真木いよいよ決戦のリングへ。
最後の手ミットで感触を確認し・・
リングイン!
対戦相手は本日の興業を主催している関ジムの原野選手。
彼も勝ち負けを幾つも味わってきた叩き上げのプロボクサーで、しかもホームでの試合の為、絶対に油断はできない。
「いいか?先手必勝やぞ」とアウェイでの戦い方を再確認。
序盤。有亮が積極的に攻め込むもクリーンヒットは入らず、五分五分な感じの立ち上がりとなった。
2、3ラウンド。効かせた有効打は有亮。手数は原野選手という展開。
アウェイでこのままではいかんだろうと思い、「最終ラウンドが本当に決め手になるぞ!勝つか!!」と渇を入れた。
今までにない疲れ方を見せている有亮には、沖縄戦の後すぐの関ドラ4の走り込みに参加して足を痛め、この試合に向けて走る事ができなかったという経緯がある。
トーナメントには「怪我や病気をしない」という難しい課題もある。故に「休む勇気」も必要だった。
それでも、気持ちでなんとか勝って欲しいと願った。
最終ラウンドもやはり有効打は有亮が多く取ったが原野選手も粘り強い。
判定はジャッジ一人が原野選手。もう一人がフィーバー真木。最後の一人が引き分けで、三者三様の引き分けとなった。
そして、新人王戦トーナメントの為、次に進むべき選手として原野選手が選ばれた。
沖縄の試合を終えてからずっと練習してきた有亮。それを指導してきた僕。
共に悔しい結果であった事は間違いないが、やはりこれには大きな学びと意味がある。
関門JAPANの使命は「勇気」と「感動」を伝える事。「勝ち」や「成果」を一番には考えていない。
だからこそ大切なのは目先の「勝ち」や「成果」ではなく、一生の宝となる「人間的成長」であり、今後の「希望」だ。
当然、ボクシング的な成長も、人間的な成長も、まだまだある。成長すればランカーにもチャンピオンにもなれる。強く優しい人間にもなれる。今は「勝つ事」よりも「成長する事」が大切だ。
「成果」や「勝ち」に強く執着すれば勝っても負けても心がすさむ。トーナメントとはある意味「勝ち続ける事」が課題となり、勝ちの魔力で自分を見失う人も多い。
「信頼関係」や「友情」「愛情」。そして様々な苦難を乗り越えての「人間的成長」こそが生きている本当の意味なんだと思う。
そんな話を車中でしながらジムへと帰った。有亮の表情にいつもの明るさが戻った。
フィーバー真木、新人王戦へ挑戦の「すべて」はこの学びにあったのだと僕は思う。
共に、これからも襲ってくるであろう幾多の苦難に負けず前進し、いつか大輪の蓮の花を咲かせよう!
福岡まで応援に来てくれた皆さん、本当にありがとうございました。関会長、高山さん、原野選手、本日の興業に携わったすべての方々ありがとうございました。
次戦は29日のジャンプ池尾戦(宗像ユリックス)。8月10日はバーニング石井が地元大分イベントホールで試合。と続きます。
今後も関門JAPANの成長と歩みを見守り、応援よろしくお願い致します。 会長
おまけ。帰りに小倉の「イートン」でドライカレーを。悔しい負けも引き分けも味わった事のあるバーニング先輩の話もフィーバーの心に染みたんやないかな?(^^)