バーニング石井VSケーオクラー・シットサイトーン(タイ)試合内容。
バーニング石井、かなり溜めて溜めて・・
今、リングイン!!(^^)
200人近い大分バーニング応援団が固唾をのんで見守る。
花束贈呈。中川編集長の今回は犬神家?(^^)
「赤コーナー、関門JAPAN所属~ 大分凱旋試合!バーニング石井~っ!!」
「青コーナー、タイ国~ ケーオクラー・シットサイトーン!!」
レフリーの注意を聞き、グローブを合わせる。
序盤、実戦(スパーリング)から遠ざかっている為に、ガードをしっかりと固めて足を使いながら様子をみていくバーニング。
スイッチしながらの変則的な攻撃を仕掛けてくるケーオクラー選手に油断は禁物。
ディフェンスに重点を置きながら数発ジャブをヒット。これでいい。
関門JAPANの選手らが声で後押し。
1ラウンドを終え、インターバル。
「どうだ?」
「大丈夫です」
「少し堅いぞ。もう少し力を抜いて上下に打ち分けていこう」
やはり一ヶ月間スパーリングができなかった事が響き、顔面への距離が合っていない。
しかし、徐々に身体がほぐれてきて、ボディからの連打で一度目のダウンを奪う。
少しバランスを崩した感じのダウンの為、まだ安心はできない。
試合再開の数十秒後、渾身の左ボディがケーオクラー選手のボディにめり込む!
明らかに今までのバーニングのパンチとは違う力の抜けたNEWブローだった。
この打ち方こそが、僕が9年間指導し続けてきたボクシングだ。
強烈なボディに悶絶。起きあがる事はできないだろうと確信した。
10カウントが入り、2ラウンドKO勝ち!
今回の試合相手として、「大分にも勇気と感動を!」と、強敵を求めて多くの日本ランカーにもオファーをしてきたが、今回はタイミングが合わずにタイからの選手を呼ぶ事になった。
ランカー戦ではないからこそ出来た練習があった。それはバーニング石井がチャンピオンを本当に目指す為にボクシングの本質、根本から変えていくというモノだった。
打ち始めに力が入る癖が9年間ずっと直らなかったバーニング。それは身体にブレーキが掛かったままボクシングをしているようなモノだ。
「人の為に」という熱い気持ちで実業団も社会人も優勝した。全日本でも3位までいった。
しかし、そんな状態でプロのチャンピオンなんて到底狙えない。
プロになっての様々な失敗や怪我や負けといった経験から、そのブレーキが遂に外れるときがきたようだ。
身体のブレーキは心のブレーキ。心のブレーキを外せば、ボクシングのブレーキも外れる。
そんな人としての変化がボクシングを進化させた。
また、怪我でスパーリングができなかった不安や地元大分での初試合のプレッシャーと、本当の敵は相手ではなく、やはりバーニング石井自身の中にあった。
そんな「進化」と「課題」の多く表れた価値ある試合、幸運な勝利に感謝。
ずっと応援してきてくれたバーニング応援団にも、今回初めて応援に来てくれた皆さんにも歓喜の瞬間だったと思う。いつもの熱い試合だけではなく、改心の勝利というのも有りなんだと皆さんの喜ぶ顔を見て思いました。(^^)
プロになって強豪と多く闘ってきたバーニングやアクセルら関門JAPAN選手の大きな成長を今日は見る事ができたように思います。
やはり「苦労なくして成長なし!成長なくして成功なし!」なんだと思います。
興行主で今回バーニング石井をメインで使ってくれたミサイル工藤会長、タイの青島さんにケーオークラ選手。そして応援に来てくれた多くの皆さん、本当にありがとうございました。
大分にも少しは「勇気」と「感動」を伝えられたでしょうか?(^^)
勝ち名乗りを受け、久しぶりの勝利者インタビューで恒例「バーニングな話」が始まった。
どうしても伝えたかった「感謝の思い」と自身の学びを延々と語りました。(^^;)
一年間白星のなかったバーニング。分かる。分かるよ。でも、もういいやろ?空気読もうや。
試合より長かったと言われるバーニングな長話でした。笑
石井三兄弟。(^^)
石井、三甥っ子と。笑
エキセントリック昌平やクリスタル純也も応援ありがとう!(^^)
そして高速で20分ほど離れた津久見市で祝勝会。
マグナ吉村38、チョコボール龍馬、どうすこい宮田もありがとう!(^^)
関門JAPANと大分バーニング応援団の皆さんで楽しいひとときを過ごさせて頂きました。(^^)
直人のお父さんと話しました。父の愛、しかと伝わりました。今回は本当にありがとうございました。
その後、皆を見送り、直人と二人で運転を代わりながら約3時間の道のりを話しながら帰りました。
試合が終わって終わりじゃない。今回の「進化」と「課題」。
それをしっかりと確認しておかねば、貴重な経験が薄れてしまう。
僕が直人に伝えた確かな課題はやはり・・ 「信は力なり!」
バーニング石井は優しい人間だ。しかし頑固者。頑固が故の力みや失敗。感謝を知り、それが「素直さ」を促し、その素直さがボクシングを進化させた。
僕が、「人としての成長がボクシングで真の成功を収める為には必要だ」と言う意味がここにある。
でも、今日は50点。この先、多くの努力を積み重ねる事、そして人として更に成長していく事がチャンピオンへの確かな道だろう。
みんな人として持った課題は違う。
正しく行きたい高橋正行。素直な人になりたい石井直人。
人生の課題って名前に表れているようです。笑 会長