考える。
アクセル住吉in後楽園ホールに向けて、日々考えている。
この試合に勝つ事だけでなく、チャンピオンになる為に何が必要なのかもずっと考えている。
すでに気づいている部分にここ最近、幾つものヒントが降りてきている。
子供の大会でも、高校でも、アマチュアでも、プロになってからもそれなりの結果を出し続けてきた。
しかし、ほぼボクシングの土壌がなかった下関からプロのチャンピオンを輩出していく為には僕も指導者としての壁をもう一つ破らなければいけないのだろう。
「気づく事」や「教える事」については強い自信がある。それが僕の資質といってもいい。
それ故に奪ってしまう選手らの「考える力」。
目先の結果を出したいあまりにガンガン教えていたときもある。
それではいけないと指導封印をした事もある。
しかし、何もせずに放任しておけばほとんどの選手がランカーにもなれないだろうし、辛く険しいボクシング道を長く続けていく事も難しいだろう。
だから教えるべき事は教え、あとは選手らにどれだけ考えさせられるか。考える楽しさや気づく喜びを伝えられるか。
今またこの課題が訪れているように思う。
動物やロボットと人間の大きな違いは「考える」という事だと思う。
考えれば「能動的」になり、考えなければ「受動的」になる。
それがボクシングに表れる。それが結果に表れる。それが人間的成長に繋がる。
「考える」という事が生きるという事だとも言える。
教え上手じゃだめだ。人を育てる指導者になろう。 マサ