「高橋ボクシング」休養。
今いる関門JAPANの選手達は全員がチャンピオンを目指しています。
これまで選手達には「大きな成長の為にも志を高く持て」と言い続けてきたのが現実となって嬉しい限り。(^^)
まずは日本や東洋だけど、そのうち世界だって獲れるように日々精進している。
世界だって日々の努力の積み重ねの結果でしかない。
それには僕の指導者として、プロモーターとして、人間としての成長が必須だ。
選手の成長において、技術やメンタルの他に、他に負けない練習量が欠かさない。
だけど、通常のボクサーがチャンピオンや一流選手のように1日中をボクシングに費やす事はできない。
生活する為のお金を稼ぎながら練習をし、チャンピオンにならなければいけない。
その辺りを親がすべて担ってボクシングに集中させて世界チャンピオンになっているチャンピオンも少なくない。
だけど関門JAPANの選手達には、仕事をしながら日本や東洋のチャンピオンまではたどり着いて欲しい。
厳しいからこそ、そこには仕事からも学べる大きな人間的成長がある。
そんな中、ハードトレーニングを行う中で注意したいはオーバーワークだ。
ダラダラと長く練習していては、時間が足りないのが通常のボクサー。
限られた時間の中で集中して、もっとも効率的な練習をする必要がある。追い込み練習も。
しかし、その繰り返しでは心身共に疲弊して、体は疲れ果て、ポジティブな感情が生まれなくなる。
追い込んだ練習の後に必要なのは超回復を促す休養だ。
メンタルの超回復にも休養が必要。
休養が人を元気にさせ、次なるハードトレーニングへの意欲を燃やさせる。
義務的な思いや不安や怖さから生じる練習は効率的じゃない。自らのポジティブな意欲から生じる練習が好ましい。
休養をサボりと考えず、休養も練習のうちと考えて欲しい。
休養とは「刃を研ぐ」時間とも言える。
怖さや不安、期待へのプレッシャーから休養を取れずに心身共に疲弊し、ジムを去った選手もいる。
そんな失敗を繰り返さないように僕はその辺りをいつも気をつけて見ている。
チャンピオンになる為には他に負けない練習量はいるが、社会人ボクサーはいかに効率的に練習するかを考えるべきだ。
休むのも練習。サボりではない休養。
休む勇気。