【すばらしき哉、人生】。

子育てに悩むご夫婦の相談を受けました。

子供の成長には個人差がある事、人と比べない事、自主性を促す為には強制してはいけない事、愛する事、感謝する事、信じる事、待つ事、許す事、子は親の鏡である事、などを僕の選手育成の話をふまえてお話しさせて頂きました。

鏡には詳しく言うと表鏡裏鏡があります。

どちらにせよ、自身が投影されているに過ぎません。

変えようとして人は変えられません。 

しかし、自分のマインドが変わると人も状況もすべてが変わるから面白いものです。

人生には「強さ」の他に「優しさ」の修行があります。

そのバランスが非常にとれている人を人間的に成熟した人だと言えます。

往々にして強い人には優しさが課題であったり、優しい人には強さが課題であったりします。

優しさとは自分目線ではなく、相手の身になって想像してみる思いやりや、相手に対する献身といった思いや行動があります。

ずばりです。

他にも自己顕示欲、虚栄心、自分本位、弱さ、怒り、嫉妬心、恨み、など自身の人生においてブレーキとなる課題はいくつもあります。

それらのブレーキを外し、人から信用信頼される人間こそが、人に力を与える事ができ、自分自身の自己実現も可能にするのだと思います。

たまたま手元にあったアメリカ映画の名作「すばらしき哉、人生」のDVDをお渡しました。 白黒の古い映画なので、いまどきの映画のような面白さはありませんが、ラスト30分には「感謝」「因果」「波長」「信用」「友情」「愛」といった人生の真理がふんだんに盛り込まれた内容です。

一人の成長が目の前の人を幸せにし、いつかは多くの人を幸せにする事ができます。