「高橋ボクシング」丹田。

僕が指導するボクシングに「丹田」の認識は必要不可欠です。
「丹田」とはへそ下5~6センチ下にある気の流れのツボというか源というか、よく言う「腹に据える」とか「腹が立つ」や「腹が座っている」等はすべてこの「丹田」の事を指した言葉だと思います。
西洋医学的に考えれば横隔膜の上下運転がこれに近いと思います。
腹式呼吸も東洋的に言えば丹田呼吸と言えます。
僕がまだ十代の頃にボクシングを追及していく上で気功や合気道の道場で学んだモノです。
実際に気の存在を感じるし、「丹田」に意識を置き、動く事で体の余分な力が抜けて無駄のないスムーズな動きやパンチが可能になります。
選手達にも口うるさく言いますが、まだまだ「丹田」への意識が足りず、無駄な力を抜ききる事はなかなかできません。
僕は自分で求め、欲し、時間があれば「丹田」を意識した呼吸法を絶えず行っていましたから、選手達がそのレベルに達するにはまだまだ時間がかかる事でしょう。
ジムで指導している「腕振り体操」や「呼吸法」も簡単且つ効果の高いモノを選んでいます。
この「腕振り体操」や「呼吸法」はボクシングの上達だけではなく、あらゆるスポーツや格闘技、健康増進。または生活のあらゆる場面で生かされる技術です。
ボクシングにしか生かせない技術にさほど意味を感じません。
ボクシングを通し、自分や皆の人生をより良いモノにしていく事が僕に与えられた宿命だと勝手に思い込んでいます。(笑) マサ