情熱の維持。

前回の「情熱」に続きますが、この「情熱」を一瞬は爆発させる選手は今までも数人いました。
一度も「情熱」を燃やせない人よりはいいですが、選手として成功するにはこの「情熱」の維持が必要です。
いつ如何なるときでもボクシングの事を考えている。そんな状態を保ち続ける事。
その前に選手にとっての「成功」とはなんなのかを考える必要があります。優勝する事？チャンピオンになる事？お金を儲ける事？
確かに優勝する事。そしてチャンピオンになる為に僕は選手達に力を注いでいます。
でもボクシングはあくまで人生の中の一つの経験に過ぎません。その一つの経験の中でどれだけの事を学び、人間としてどれだけ成長できるのかが選手に与えられた課題なんだと思っています。
あれこれやるより一つの事に全てを懸けてやる。そうすれば根や軸となるモノが見えてきます。それが固まればどんな世界や業種に就こうともうまくやれるはずだと思います。
　　　　　　「一芸に秀でる者はすべてに秀でる」です。
自分の人生をいい加減なモノにしないように僕も「情熱」を燃やし続けています。
間違えてもいい。失敗してもいい。でも「情熱の炎」だけは消してはいけない。そう思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　マサ